2021年4月4日 世界の展望 新型コロナウイルスの猛威と、アメリカ大統領であるバイデン氏の経済対策の相場に対する影響

  • 2021-04-04
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日本のコロナウイルス感染状況として、政府の分科会としての見解は第4波に入りつつあるといった結論に至ったとしている。現在、3府県(大阪・兵庫・宮城)がまん延防止等重点措置に動いており、いずれにしても厳しい状態になっている。イギリスの新型コロナウイルス変異種によるものであり、現時点全国で感染者が多発している。日本は非常事態宣言を解除し、2週間弱がたちつつあるがいまだ油断を許せない時期である。飲食店の時短営業も大幅に解除の見通しがのびたことから飲食店や国民からの反発もあるかと思われる。変わって、イギリスではロックダウンが行われ、最近にその一部が緩和された。為替市場に影響はあるものの先導をしているのは、アメリカ国債や金利の推移である。現時点でバイデン大統領が経済対策としてインフラ整備に255兆円を投じると発表している。それにより、アメリカの米金融・債券市場では国債利回りが上昇することとなった。バイデン大統領は、老朽化した道路や公共交通網の再整備や気候変動への対応を柱とする約2兆ドルのインフラ投資計画第1弾を発表し、4月に打ち出す予定の第2弾を合わせると総額4兆ドルの大型投資計画となる可能性がある。ロイター通信では、 四半期末特有のポジション調整によって、国債利回りは通常低下するものの、この日の取引ではそうした動きは見られなかった。との見解を出しており、相場の経緯に注目がなされる結果となった。同紙から、BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略主任イアン・リンジェン氏は「第1・四半期の取引最終日、米株市場ではS&Pが最高値水準で推移し、10年債利回りはパンデミック(世界的大流行)時の高水準である1.77%に迫っている」と指摘している。「バイデン大統領の掲げるインフラ投資計画が景気回復見通し押し上げに寄与するという明るい見方が、リバランスやローテーションに絡む需要を相殺した」と述べた。指標10年債利回りは終盤の取引で1.7404%近辺で推移。10年債利回りは第1・四半期に80ベーシスポイント(bp)上昇し、新型コロナ危機前の水準を回復。四半期ベースの伸びとしては2016年末以来の大きさとなる。今後も油断を許さない状況が継続しそうだ。

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